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ツナガルストーリー

聞こえる人も、聞こえない人も、ともに働き楽しめるカフェを目指して

ココチヤコーヒー竹内さん

自家焙煎コーヒーを楽しめるカフェとして、地域の方やクラシティを訪れる方に親しまれているク「クラシカフェ」。運営しているのは、ココチヤコーヒーの竹内弓三彦さん。

竹内さんが大切にしているのは、美味しいコーヒーを届けることだけではありません。

聞こえる人も、聞こえない人も、ともに働き、ともに楽しめる場所を創りたい。
そう話す竹内さんに、ろう者の方とともに働くきっかけや、想いを聞いてみました。

ろう者の方とともに働く

ココチヤコーヒーが大切にしていること。
それは、自家焙煎のコーヒーだけでなく、ろう者の方とともに働くことです。

クラシカフェでは、聞こえるスタッフと聞こえないスタッフが一緒に働いています。
そこにあるのは、特別な支援というよりも、同じ場所で働く仲間として自然に関わり合う姿です。

コーヒーを通して、心地よい時間を届けること。そして、お店で働く人にとっても心地よい場所であること。
クラシカフェは、お客様にとっても、スタッフにとっても、安心して過ごせる場所を目指しています。

自家焙煎のコーヒーはもちろん、ろう者の方とともに働くことを大切にしています。聞こえない人が、フラットに、壁なく働ける環境をつくりたいと思っています。一緒に働く仲間として、自然に関わっていける場所でありたいですね。

ココチヤコーヒーイメージ2

人とのつながりがきっかけ

クラシカフェが生まれた背景には、いくつかのつながりがありました。

竹内さんは以前、キッチンカーでコーヒーを提供していました。
その時のご縁から声がかかり、クラシティでクラシカフェを運営することになります。

そして同じ頃、手話が上手なスタッフとの出会いがありました。

その方は、手話通訳士を目指していたわけではありません。
ただ、目の前にいるろう者の方と楽しく過ごしたい。手助けをしたい。
そんな思いで手話を学んでいたそうです。

その思いが、竹内さんの目指すお店づくりと重なりました。

手話が上手なスタッフとの出会いがありました。
その方は、目の前のろう者の方と楽しく過ごしたいという思いで手話を学んでいたんです。
その思いが、自分の考えとすごく合っていました。

竹内さんが目指していたのは、自分が暮らす土地の人たちと一緒に「暮らす」コーヒー屋。
地域の人が集まり、働く人も訪れる人も、心地よく過ごせる場所。

その考えと、手話を通して人と関わろうとするスタッフの思いが重なり、クラシカフェの今の形につながっていきました。

コーヒーの香りを確認する竹内さん

竹内さん自身も片耳が聞こえない

竹内さん自身も、片耳が聞こえません。
だからこそ、耳が不自由な方の気持ちに近い部分があります。

聞こえないことで感じる不安。周りの会話が分からない時の孤立感。伝わらない、分からないという小さな壁。

そのすべてを同じように経験しているわけではありません。それでも、聞こえにくさを持つ一人として、理解できることがあるといいます。

実は、自分も片耳が聞こえません。
だから、耳が不自由な方の気持ちは少し理解できる部分があります。自分としては、偶然にもろう者の皆さんに近い存在なのかもしれません。

その経験があるからこそ、竹内さんは聞こえない人の暮らしを支えたいと考えるようになりました。
ただし、それは一方的に支援するという意味ではありません。

同じ地域で暮らす人として、同じお店で働く仲間として支え合いながら、楽しく毎日を過ごしていく。
その自然な関係性を大切にしています。

コーヒー豆

手話が共通言語になる職場

クラシカフェでは、スタッフ同士のコミュニケーションに手話を使っています。もちろん、聞こえる人同士であれば、言葉で伝えた方が早いので会話も行います。

ただ、聞こえないスタッフが近くにいる時に、聞こえる人同士だけが言葉で話していると、何を話しているのか分からず、不安を感じてしまうことがあります。

その不安を少しでも減らすために、クラシカフェでは手話や身振りを交えながら、見える形でコミュニケーションを取ることを大切にしています。

スタッフと話す竹内さん

言葉だけで伝え合っていると、聞こえない方は「何を話しているんだろう」と不安になることがあります。
だから、ろう者の方がいる時は、手話で単語表現をするようにしています。全部を完璧に通訳するというより、不安にならないように、見える形で伝えることを大切にしています。

この環境づくりを支えているのが、手話が上手なスタッフの存在です。

現場の中で、どうすれば伝わりやすいか。どうすれば不安を減らせるか。どうすれば、聞こえる人も聞こえない人も一緒に働きやすいか。

日々の試行錯誤の中で、少しずつノウハウが蓄積されていきました。

今の環境は、手話が上手なスタッフがいてくれたから実現できています。
いろいろな試行錯誤を経験の中で考えてくれて、ノウハウを積み重ねてくれました。そのスタッフの存在は、とても大きいですね。

福祉ではなく、ともに働くことを大切にしている

クラシカフェの取り組みを見て、「福祉っぽいことをしている」と言われることもあるそうです。
ですが、竹内さん自身は、福祉をしているという感覚ではありません。

目の前にいる人と一緒に働く。近くにいる人と自然に関わる。
その人が聞こえるか、聞こえないかに関係なく、同じ場所で仕事をする。

竹内さんにとっては、それだけのことだと笑顔で話してくれました。

福祉っぽいことをしていると言われることもありますが、自分では福祉だと思っていません。
福祉の概念を持ってやっているというより、ただ近くにいるろう者の方と一緒に仕事をしているだけなんです。流れの中で、自然にそうなっていきました。

誰かを特別扱いするのではなく、同じ場所で、同じ時間を過ごす。その自然な関係性が、クラシカフェの根っこであり、本質だと感じました。

ココチヤコーヒーイメージ1

聞こえない人が笑顔で働ける場所を増やしたい

聞こえないことで、働く場に壁を感じる人がいます。

会話が聞こえない。情報が入りにくい。周りの人とコミュニケーションが取りづらい。
そのために、普通に働くことが難しくなってしまうこともあります。

竹内さんは、そうした人たちが笑顔で働ける場所を増やしていきたいと考えているそうです。

聞こえない人が自分らしく働ける場所を増やしたい。
聞こえる人と聞こえない人が、同じ場で楽しみながら働ける環境をつくりたい。
地域の中で、自然に支え合える関係を広げたい。

竹内さんが描く未来には、そんな思いがあります。

聞こえない人は、聞こえないがために、普通に働くことが難しい場面があります。
そういう人たちが笑顔で働ける場所をつくりたい。この地域で、聞こえない人と共に、毎日を楽しく暮らしていけたらと思っています。

ここちよいひとときを皆様とともに

一杯のコーヒーを通して、心地よい時間を届ける。
同じお店で働く仲間として、支え合う。
地域の中で、自然につながっていく。

ココチヤコーヒーが目指しているのは、そんな未来です。

半田市のクラシティにあるクラシカフェ。そこには、美味しいコーヒーとともに、聞こえる人も、聞こえない人も、心地よくつながれる場所をつくりたいという竹内さんの想いがありました。

ココチヤコーヒー竹内さん

店舗情報

店舗名クラシカフェ
所在地愛知県半田市広小路町155−3
クラシティ半田 1F
電話番号090-3580-0646
営業時間10:00~18:00
定休日毎月第4水曜日 (クラシティ定休日に準ずる)
駐車場あり(クラシティ内)
※カフェご利用おお客様は2時間無料
ホームページhttps://www.kokochiya.com/
インスタグラムhttps://www.instagram.com/kokochiya.c

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